女性も30代を迎える頃になると、働き方について色々と考える機会が増えてきます。
このままでいいのだろうかと自問自答する女性もいれば、結婚や出産等のライフイベントで岐路に立たされる女性もいて、否応なしに転職を考えさせられる機会が増えていきます。
そしていざ転職しようと思った時、自分の望み通りにトントンと物事が運べばいいものの、大半の30代女性の方は幾つかの挫折を味わうことになります。
そんな挫折はなるべく避けたいのが本音、その為に有効なのが『資格』です。
では30代の女性が取得して損はない資格を幾つか紹介していきましょう。
【転職に役に立つ資格~30代女性編】
≪事務系に転職する時必要な資格≫
30代女性が転職する時、比較的残業が少なく、家事との両立がしやすい事務職を希望する女性は多いです。
しかし企業側としては、事務職にはなるべく年齢給が抑えられる20代前半の女性を求める傾向があります。
ということは、30代女性が事務職に転職することは、無理なのでしょうか。
転職しにくい面はあるとしても、もし貴方が事務員としての実務経験を持っているのだとしたら、それは非常に強い武器になることでしょう。
何故なら未経験者よりも、即戦力としてすぐ使える人を求める企業もあるからです。
そしてその実務経験プラス資格は、転職の強い味方になるのです。
★事務系全般に有利な資格
MOS(マイクロオフィススペシャリスト)~今の時代仕事にパソコンは必須アイテムです。そのパソコンのスキルがどれくらいあるか知る目安として、この資格は転職の時有利に働きます。
★経理系の事務に有利な資格
簿記~経理職に就きたいのであれば、持っているべき資格です。
3級は比較的合格しやすいですが、2級、1級と進むにつれて難易度はアップしていきます。
1級の資格を取得したとすれば、経理のスペシャリストとしての道が拓けることでしょう。
★人事系の事務に有利な資格
社会保険労務士~社会保険関係や年金のエキスパートとして求められている資格です。
転職は勿論、将来独立開業することも可能です。
★人事や経理以外の総務系の事務に有利な資格
司法書士~この資格を持っていると、法律に基づき、登記や供託の代理等、専門的な書類の作成を行うことができます。
有資格者は、年齢・性別云々関係なく専門職として重宝されます。
行政書士~官公署に提出する書類や様々な権利や証明等に関する書類の作成・相談、手続きの代行などを請け負う専門的な職業に携わることのできる資格です。
難関と呼ばれる資格ですが、取得すれば就職に困ることはないでしょう。
★銀行の事務に有利な資格
FP(ファイナンシャルプランニング)技能士~主に人生設計、資産運用に関する分野で活躍が期待できる資格です。
金融業界や、不動産、保険業界でのニーズが高く、1級を取得するとスペシャリストとして活躍するのも夢じゃありません。
★不動産系の事務に有利な資格
宅地建物取引士~不動産取引法務の専門家として、宅地や建物の公正な取引が行われることを目的として作られた資格です。
不動産業界で働きたいのであれば、取るべき資格です。
≪ニーズが高い?!医療系の資格≫
30代女性が未経験の分野へ転職したいと思った時に、意外に広き門であるのが医療系の職
場です。
その時持っていて損はないのが医療系の資格になります。
看護師
女性が取れる医療系の資格の中で、王道と言っても過言ではないのが看護師の資格です。
看護師になりたいが為に、30代で会社を辞めて看護学校に入学、見事に看護師の資格を取得し転職を果たした女性もいらっしゃいます。
取得すると一生ものの資格間違いなしですね。
★医療事務
時間的に融通のきく医療事務は、子育て世代である30代女性にとても人気のある資格の一つです。
もし病院で事務の仕事をしたいのであれば、医療事務の資格を取得しその基本を身につけることが大切です。
医療事務は、たとえ未経験でも即戦力として求められる可能性が高いので、ぜひ資格を取って医療専門用語などのノウハウを学びましょう。
★介護関係の資格
少子高齢化が進む中、介護関係の資格に人気が集まってきています。
もし本格的に介護の仕事に就きたいのであれば、介護職員初任者研修を受けて資格を取得することから始めていきましょう。
介護の仕事をする上で必要な基礎知識や、介護保険制度などについて学ぶことができます。
そして実務経験を積みながら、次のステップである介護福祉士実務者研修資格へとチャレンジしていきましょう。
老化や障害などに関する専門的な知識と、より専門的な介護のケアを学ぶことができます。
この二つの資格を取得すると、国家資格である介護福祉士も目指すこともできます。
皆さん如何でしたか?
高齢化社会に突入してから、介護等の医療系の現場では慢性的に人員不足に陥っています。
体力勝負な仕事ではありますが、それと同時にやりがいのある仕事でもあります。
まずは資格を取得することから始めてみませんか。
そうすることで自ずと進むべき道が見えてくるに違いありません。