転職の面接に成功する為には、第一にクリアーしなければいけないのは前半での自己紹介と自己PRです。
自己紹介は、よく本についてある帯のキャッチコピーのようなもの、面接の行方を左右する要となるものなのです。
では面接に成功に導くべく、自己紹介と自己PRについて紹介していきましょう。
【転職に成功する方法~面接編】
≪自己紹介をしよう!≫
面接の一般的な流れとしては、挨拶から始まり自己紹介・自己PRへと移っていきます。
自己紹介は、まるっきり初対面の面接担当官に、少しでも自分の良い所をわかってもらうチャンスです。
履歴書にも書いているのですが、一番伝えたいと思うことをまとめて、自分の言葉で話していきましょう。
新卒の時の就職活動での自己紹介は、主に学生時代のゼミでのことやバイト経験のことを仕事に絡めて話していきました。
しかし転職での面接では、社会に出てからの職歴を中心に紹介していきます。
面接担当者は殆どの場合において履歴書を見ながら貴方の自己紹介を聞いていきます。
だから、ここで自身の職歴について間違ってはいけません。
転職が少ない場合は大丈夫だと思われますが、何回か転職を繰り返している場合は間違わないように気を付けましょう。
自分自身のことなのにそこでミスをすると、採用する側も貴方に対して不安を感じてしまいます。
また自己紹介する時は職歴に加えて、今まで自分がしてきた仕事内容を具体的に紹介できるようにしましょう。
≪これはNG!な自己紹介≫
1 長い自己紹介はNG!
まだまだ面接はこれから、この後の質疑応答がスムーズに行える様になるべく1分程度で済ませましょう。
2 無駄が多くまとまりのない自己紹介はNG!
詳しいことは履歴書や職務経歴書に記載されています。
貴方がどれだけ要点を上手にまとめ合理的に話すことができるかで、評価は上がります。
それをチェックする為の自己紹介と言っても過言ではありません。
≪その他の対策方法≫
★転職回数が多すぎる場合
2~3回くらいの転職回数でしたら、自己紹介の時話しても構いません。
しかし何らかの理由があって明らかに転職回数が多い時は、一番近い職歴だけ話しても構いません。
面接担当者は、何年も前に勤めた仕事よりも、直近の仕事でのスキルに注目します。
そしてどれだけ今募集している仕事や人材にマッチしているか、合否を判定する材料の一つとするのです。
もしそのスキルに自信がなかったり、募集要項に関係ない場合は、なるべく最近の仕事の中で自信のあるもの・募集要項に関係したものを選びましょう。
★異動回数が多すぎる場合
転職回数が多いのではなく異動回数が多い場合は、配属された部署の中で最も自信のある所を職歴で紹介しましょう。
スキルと実績がある場合は尚良いです。
その後の自己PRにも繋げることができるので、しっかりアピールしていきましょう。
≪自己PRをしよう!≫
自己紹介は自分の履歴を紹介していくことがメインなのですが、自己PRは自分の良い所・強みを相手にアピールしていきます。
ここでは自分のスキルやキャリアを中心にアピールしていきましょう。
前職での実績は勿論アピールの対象です。
若年層での転職の場合、実績を作る前に転職するケースが多いので、その場合は今応募している仕事に関係する資格をアピールしていきましょう。
実は自分のアピールポイントを探す作業は、簡単なようで意外と難しいです。
その為には自分のことをちゃんと知って分析する必要があります。
またそれと同時に自分が今回応募する企業について、ホームページ等を参考にしながら詳しく研究することも大事です。
そのような作業をしていくうちに、自ずと会社の求めている人間像と自分ができることとのマッチングポイントが見えてくるのです。
≪これはNGな自己PR≫
1 ただの自慢話の羅列はNG!
いくら沢山立派な資格を持っていても、それを活かせる仕事もあれば活かしきれない仕事もあります。
外資系取引がほとんど無いのに、英検の資格をアピールしても「残念ながら、うちの会社では英語力は必要ありません」ということになってしまいます。
あれもこれもと資格をアピールするのではなく、自己PRでは企業側の欲しい人材にマッチした資格をピンポイントでアピールしましょう。
2 脈絡のないアピールはNG!
やはり自己紹介と同じように自己PRも簡潔にまとめた上で伝えていきましょう。
忘れていけないのは、この面接で一番自分がアピールしたい強みをポイントとして組み込むことです。
何故ならこれが、後に来るだろう質問への布石となるからなのです。
皆さん如何でしたか?
自己紹介も自己PRも、ぶっつけ本番、練習しなくて大丈夫と思ったらそれは間違いです。
的外れな自己紹介や自己PRはマイナスの評価のもとです。
納得のいく結果を得る為にも、とことん時間の許す限り事前の企業研究と面接対策を怠らないようにしましょう。
既に戦いは始まっているのです。