転職に成功する為には、面接が決まった時点で、自己紹介や質問の受け答え等について、事前に準備、練習することが鍵になります。
まずは面接が始まると最初に前半戦の要となる自己紹介があります。
その後面接中盤にかけての良い流れを作っていく為には、この自己紹介の締めくくり方が重要になります。
ではどんな感じに締めると良いのでしょうか。
【転職に成功する面接~自己紹介の始まりと締め】
面接の要と評される自己紹介ですが、実際のどんな風に話したらいいの?と悩む人も少なくありません。
事前にまとめることなく履歴書に書いてある通り話したら、ダラダラと長いものになってしまい、面接担当者に途中で遮られてしまった方もおります。
では簡単に自己紹介の流れをNG例と共に紹介していきましょう。
≪自己紹介の流れ≫
1 始めの挨拶
明るくハキハキとした口調で挨拶します。
もごもごとした暗い口調、相手に聞こえないような小さい声はNGです。
2 職務経歴
最終学歴後の職務経歴を簡単に紹介します。
部署などの詳細までは話さなくても良いです。
どんな職務・仕事をしていたのかにについて、具体的にそして簡潔に伝えていきましょう。
何年勤めた等数字で示すことができれば、相手に伝わりやすいです。
面接担当者は、履歴書を見ながら聞いています。
間違えないようにすることが大切です。
3 自己PR
ここでは今伝えた職務経歴に絡めてスキルや強みをPRしていきます。
実績等に基づいて伝えられると一番良いです。
もし実績を(例えば前年度の120%超の利益をあげた等)数字で表すことができるのであったらそれに越したことは無いでしょう。
今応募している仕事に関係のないスキルやキャリアは、アピールポイントにならないので控えるようにしましょう。
4 志望動機
後で別に質問として改めて詳しく聞かれる可能性が高い志望動機ですが、自己紹介ではさわりだけ話します。
ここでのポイントは「御社に入社したい」というやる気を伝えることです。
「御社に入社したら、これまでの経験や実績を御社で活かしたいと思っております」等というように、自己PRと織り交ぜて伝えても良いでしょう。
漠然とした理由ではなく、何故この会社でなければいけなかったのか伝えることも大切です。
ここで気を付けたいことは前職の会社の愚痴を言うことです。
世の中にはブラック企業と呼ばれる企業がありますが、例えその会社から転職してきたとしても、この面接の場で愚痴を言うのは、貴方に対してマイナスの印象がついてしまうので絶対に止めましょう。
また、未経験の職種にチャレンジする時の志望理由で、「学びたい」と話す人が見られますが、これは要注意ワードです。
スキルアップしたい意欲はわかりますが、自ら戦力になろうとしない人間と判断される危険性があります。
面接担当者によっては、会社は勉強する場所ではないと思われる人もいるので、教わる意欲よりも会社に貢献したいという意欲を伝えるようにしましょう。
5 締めの挨拶
実は締めの挨拶は自己紹介の中では結構大事なポジションにあります。
何故なら面接担当者に質疑応答に移るタイミングを知らせることができるからです。
結びの挨拶と共に明るく締めを括ることで、この後の中盤、終盤の面接へ上手く繋いでいくことができます。
≪自己紹介で良い印象を与えるポイント≫
★明るく大きな声で話そう!
自己紹介の時、その内容よりも面接担当官の心に残ると言われているのが印象です。
特に第一印象は、これから始まる面接自体を大きく左右します。
暗く小さな声でぼそぼそと話すのではなく、明るく大きな声でハキハキと自己紹介することが第一印象アップの鍵になります。
★相手の目を見て話す
面接の際中は、自己紹介に限ることなく終始相手の目を見て話すようにしましょう。
これは意外にできているようでできていないことが多いです。
恥ずかしくて目が合わせられない人や緊張して目が合わせられない人、暗記した自己紹介を間違えずに話そうとするあまり目線を外してしまう人、様々です。
日頃から人と話す時は、相手の目を見ることを習慣づけると良いでしょう。
恥ずかしくて目が合わせられない人は、丁度ネクタイの結んだ所に目線を落とす等して話すと良いですよ。
★始まりと締めくくりの挨拶は基本!
社会人として挨拶をすることはコミュニケーションの基本であり、特にビジネスマナーの中でも重要な役割を担っています。
自己紹介での挨拶では、そのようなことも暗黙の裡にチェックされています。
何故か自己紹介が終わると安心して、締めくくりの挨拶を忘れてしまう人がおります。
相手に自己紹介が終わったことを伝える為にも、締めの挨拶は忘れないようにしましょう。
皆さん如何でしたか?
自己紹介は面接の中でも重要な位置にあります。
つい聞き入ってしまう様な自己紹介をする人は、中盤・後半の面接でもプラスの印象で聞いてしまいますよね。
だからできるだけ完璧に伝えることができるように前もって準備しておきましょう。
合否を左右すると言っても過言ではないので、是非とも魅力的な自己紹介を用意して面接に臨んでくださいね。