転職したいと思っても、倍率が高くて中々内定を勝ち取りにくいのが事務職です。
ようやく面接にたどり着いたとしてもライバルは大勢いて、採用までの道のりはまだまだ遠いのが実状です。
さて、面接ではどんなことが質問されるのでしょうか。
ライバルより頭一つ抜き出る為にも、定番の質問を紹介していきましょう。
【事務に転職したい!面接での定番の質問とは?】
一般事務と言えば、特に必要な資格や特別なスキルがいらないと思われがちです。
そこが人気の一つとも考えられますが、実はそうでもありません。
何故なら事務職は、総合的な能力を求められているからです。
面接では特に『身だしなみ』、『ビジネスマナー』、『コミュニケーション能力』の3つに注目して質問されていきます。
≪身だしなみをチェック!≫
事務職はひたすら机やパソコンに向かうことが多く、人と接することはないと思われている方もおりますが、実はそうでもありません。
実際事務職についてみると、来客対応やお客様からの電話対応をする機会が多いのが実状です。
また事務職員は、営業職と同じように会社の窓口としての仕事もこなしていくことがあります。
だから身だしなみが清潔であるかが一番のチェックポイントとなるのです。
だらしのない格好や不潔な印象を与える格好はNGなのです。
≪ビジネスマナーをチェック!≫
社会人として最低限のビジネスマナーがついているか、それが第二のチェックポイントになります。
挨拶はきちんとできているか、正しく敬語は使えているかは勿論、ビジネスメールの打ち方も注目ポイントになります。
ましてや即戦力として求められる転職では、当たり前のスキルとして求められるので、きちんとマスターしておきましょう。
≪コミュニケーション能力をチェック!≫
事務の仕事は、社内、社外を問わず様々な人々から仕事を頼まれ、中継ぎをする機会の多い仕事でもあります。
そこで大切になってくるのはコミュニケーション能力です。
これは履歴書から判断することは難しいので、面接の受け答えから判断していくことになります。
面接中は常にチェックされていることを意識して臨んでいきましょう。
≪面接でされる定番の質問集≫
★前職ではどのような職務内容でしたか?
事務に応募した際、必ず聞かれるのが前職での職務内容です。
転職であったら尚更即戦力としてのスキルが気になるところですので、質問を受けたら『電話の応対は一日○○件ぐらいこなしました』等具体的な数字で伝えましょう。
そうすると面接担当者にも伝わりやすくなります。
また『前職での経験を生かし、もし勤めることができたら・・・』等と、これからする仕事に対しての意欲を一緒に話すと良いアピールにもなります。
★どうして事務を選びましたか?
簡単なようで意外に難しいのがこの質問です。
実際、勤務時間や休日等の条件が魅力的で選択した方も少なくないと思いますが、その通り答えるわけにもいきません。
事務職が未経験の場合は、前職での経験を通して学んだことと自分の得意なことや向いていることを、仕事に絡めてアピールしていきましょう。
反対に事務経験がある場合は、前もって応募する企業をしっかりリサーチした上で、スキルを活かして取り組んでいきたいという前向きな姿勢を重点的にアピールしていきます。
★パソコンのスキルはどれくらいありますか
自身の応募した企業で、どれくらいのパソコンスキルが必要なのか予め理解した上でアピールしていきましょう
今の時代、パソコンを全く使わない職場は殆どありません。
そしてパソコンのスキルに関しては、実務経験が重視される傾向があります。
自身前職でどれくらいパソコンを利用していたかどうか、例えばワードやエクセル、パワーポイントをどれくらいの頻度で使っていたかどうかを具体的にアピールしましょう。
パソコンスキルがあまりない場合は、これから習得する用意ができていることを伝えましょう。
スクールに通うまではいかなくても独学でもいいので、パソコンのスキルを身につける、身につけたいという姿勢を見せることが肝心なのです。
★自己PRをお願いします。
自己PRのポイントは、いかに企業の求める人物像に自分がマッチしているかアピールすることです。
ここで必要なことは、企業側の求めている人物像に応じた自己PRを考えていくことです
例えば事務の中でも『素早く正確にデータ入力できる人』を募集している時は、今まで培ってきたパソコンのスキルを中心に自己PRしていきましょう。
またこの自己PRでは同時にコミュニケーション能力も見られます。
前職で人と接する仕事をして居たのだとしたら、積極的にアピールしていきましょう。
皆さん如何でしたか。
女性にとってメリットの多い事務職に転職するのは非常に狭き門かもしれませんが、決して入れない門ではありません。
応募する企業の仕事内容や求められているスキル・人材を良く調べ、事前の準備を万全に整えた上で面接にチャレンジしていきましょう。